柴田淳 道端 歌词
道端
砕け散った破片の一つみたいに
それ自体になんの意味もなくて
転がってるだけの私がいるみたい
この街角で
私が今ここでこうしていること
誰が見てて誰が気付いているの?
立ち止まれば怪訝な顔が横目に
通り過ぎていく
いつからそんなふうに笑わなくなって
近道ばかりを選ぶ生き物になってしまったの?
晴れた日をどうして嬉しいと思っていたんだろう
透き通る青空 誰も見上げはしない
踏みつけていく その水溜りの中を
覗いたのはいつの頃のことか
小さな空 足元に見つけたこと
宝物だった
「君じゃなくてもいい。」そんな時代なら
まだ忘れていない大きな宇宙へと羽ばたいていこう
足元の青空を壊さないように歩いている
あの頃の私は今もここにいるの
いつかこの青空を紅いと言う子供に出会ったら
紅く見える日まで見上げ続けるだろう
きれいな花を見てきれいだと言える人でいたい
雨上がりの空を嬉しいと思うように